気圧と頭痛

頭痛に悩まされている人から「今日の頭痛は気圧のせいかも」といった声を聞くことがある。幸い僕は頭痛に悩むことがほとんど無いため、これに悩まされている人はとても気の毒に思う。天気のせいとなると個人の力ではどうすることもできないからね。

 

深く考えたことはなかったけど、「気圧のせい」ってどういうメカニズムなんだろうか。頭が痛いということは何かに締め付けられている感覚なんだろう、といった勝手なイメージから「高気圧」が原因なのかと思っていた。「高気圧」は天気が良くなってむしろ気分も晴ればれするはずなのに、なぜ頭痛になるのだろうか、という素朴な疑問が湧いてきた。そもそも高気圧と低気圧って何だろう。わかっているようで詳しく知らないものの一つだ。

 

少し調べてみたところ、「低気圧」は気圧が低いため空気を外から吸い込もうとする。吸い込んだ空気は逃げ場を失って上昇気流となり、雲を発生させて天気が悪くなるようだ。一方、「高気圧」は気圧が高いため空気は外に移動しようとする。移動した空気を補うために下降気流が起こり、雲が発生しにくくなるために晴天となる。うむ、ひとつ賢くなったぞ。残念ながら頭痛との関係性はよくわからない。悪天候だと気分が落ち込み頭痛につながると考えた方が単純でよさそうだ。僕も昔怪我した古傷が痛むのは天気が悪いときだから。